ソーキそばの話

那覇に来たら絶対食うべき激安激ウマソーキそば田舎】

公設市場らへんにあるソーキそば屋、田舎。
自分はここより安くて美味いそば屋を知らない。いや、無いと言っていいと思う。

沖縄そばには美味さの限界点があると俺は思っていて、もちろん有名なそば屋は限界点に達しているんだろうが

ここのソーキそばは390円の衝撃の安さで限界点まで達しているのだ。

ここのソバを知ってしまったので自分はどの沖縄そばを食べても田舎のソバと比べてしまう様になってしまった…

そしてどのそば食べてもここを超えないのだ。


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ソーキそば390円、大650円、小450円

何故か小になると高くなる壁にはられた謎のメニュー

(どういう事なんだろう?じゃあ俺が今食ってるのは並じゃなくて極小なのか?)と思っていると新規のお客さんが

「ソーキそば小で!」と注文

(この人壁のメニュー見なかったのか?)と思ったが、一体ソーキそば小はどんなに小さいんだろう?450円なんて知ったらどうなるのか?と思って見てたら

おばちゃんが俺が頼んだ390円のヤツと全く同じそばを持ってきて

「はい、390円ね」

だと

もう頭の中??????ちなみにこういう事をジョジョにちなんで【ポルナレフ状態】という。

なんかこのソバ屋、系列店含めて至るところにこういう不思議な、天然なのか何なのか?訳がわからない空気やセンスがちりばめられている。

なんかうっすら恐怖すら感じるのでそばの大、小の問題は聞く勇気が無い。


そしてここのソバ屋、何店舗かあるんだが、店によって味が微妙に違う。どういうわけか味が統一されてない。自分は公設市場の近くにある店舗のが好きなんだが、近くにもう一店舗あるのでややこしい。

その自由さが嬉しい。


厳密にいうとここのソバ、実は宮古そばなのだ。(宮古そばと沖縄そばの違いは麺の形状くらいなもんで特に違いは無く定義も曖昧なのだが)

おそらく昔ながらの宮古そばが那覇で生き残っている気がする。そして宮古島に、ここのそばの様なそばは無い。絶滅したんだと思う。

宮古島に帰って感じた悲しさ】

よく漫画などで福岡出身の主人公が

 

「ととと東京のとんこつラーメンこんな値段すると!?博多の倍ばい!しかもそんなうまくなかと!」

というシーンはお約束なのだが

俺の場合

「東京の沖縄そばこんな高いの!?しかもそんな美味くないど!」
ー帰郷ー
「あれ!?東京のと値段も味もそんな変わらん!?」

となってる。悲しい。

 

もちろん昔から変わらないお店もあるが、ほぼ10年前より値上げされている。

 

田舎のソーキそばも昔は350円で泣く泣く値上げしたのだ。物価が上がってみんな苦労してるのが見える。事情もしらずグチグチ言える立場では無い、しかし

 

物価上がって値上げするのはまだ良いが、シレッと手抜いて味だけは落として欲しくない。