俺の頭の中の尾畠さんが囁く
たまに、「よし、一人でも飲みに行こう」と思う事がある。
滅多にそんな気持ちになる事はないが、そんな時は大概良い事がある。
人と飲むとお互い顔色を伺い、無難な方へ無難な方へ選択して妙につまらない事になる。
逆に集団心理が働いてブレーキが効かなくなることもあるので、本能的な勘が鈍る。
先日は飲んでたら偶然オジいちゃんが宮古島の人間と出会ったり、その帰りコンビニ前でぐったりしてたら、知らないおばさんに声かけられ
「あんた大丈夫ね!?」とビールをくれた。
え~!酔っ払って倒れてた相手にビール???
話したらまた沖縄の人で、意気投合してまた飲んだ。
最終的に公園で飲もう!とコンビニに酒を買い、戻ると
おばさんは忽然と姿を消していた。
そう、その日はお盆だったのだ。
まあそんな妙な奇跡も起きていいでしょう
深夜に歩いているとそれは沢山の路上寝たちに出会う。それをニヤニヤして見過ごすのだが
ふと、
(やっぱあのボランティアの尾畠さんってこんな人も見過ごさず起こして介抱したりするんだろうか?)
と思った。
モチロンあのニュースで色々考えさせられた…カッコイイ、粋、漢、義理人情、愚直…泥だらけ、真っ黒に焼けた肌。将来の夢、高校行くことに泣いた。
あそこまで愚直だと感謝だけでなく、おそらく心ない誹謗中傷も受けたはずだ。
嫉妬される人間は得てしてカッコいい証拠だ。
よく漫画などで、ある描写に天使と悪魔が囁く場面があるが、これからは尾畠さんが囁いて来そうである。
まあ空き缶拾いとトイレ掃除と、たまには酔っ払いも助けるかな~