銃・病原菌・鉄から学ぶたまたまそこに"居る"重要性

荒川沿いを歩くと遠くに青いモノが見えたので遊具かな?と近づくと 家 だった。


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うわ!っと思ったがなんかキレイなのだ。中を見てもモノも整然と並べられており、どうもこの一体のホームレスは他所と違う。さしずめホームレス界の田園調布といった趣だ。

 

全てがコンパクトに納められていて、この範囲以外は絶対に犯しませんよという申し訳なさも見てとれる。

 

危険な匂いは一切感じない。平和的な人種である事は明らかだ。頭のオカシイ人間に整理整頓は出来ない。

クレイジージャーニーの丸山ゴンザレスのスラム街探訪でもそこに生きる人たちはフツーの人で一見狭くボロボロの住まいも中は意外に整然としてたりするのが印象的だったりする。

先日、歩き疲れ公園で腰を下ろし日光浴をしていると

ホームレスが全身を天日干ししていた。

日光消毒で匂いも軽減である。服を着けたままする事により、物干場いらずである。

何故ホームレスは日向で厚着して寝てんのや?と疑問だったがサバイバル術だったのだ。確かに彼ら全身黒い。お肌も日光で消毒しているのだろう、サバイバルライフハックを見た。

多分だが彼らは生活保護は受けてないだろう。他人と関わる事に疲れたし、心を亡くして人に迷惑をかけるくらいなら俗世と関わりを絶つ道を選んだ優しい人なのかもしれない。写真には写らない美しさとはこう言う事を言うのだ。

じゃあ山奥で自給自足しろよ!となるが、ひょっとしたら山奥から逃げての今かもしれない。しかし果たして山奥に暮らしたからといって文明から逃れるのは無理だ。その山も人間が管理してる可能性があるし、原生林に多分住んじゃだめじゃないか?

以前、TVで野猫と野良猫の説明をしていたのだが、野猫は完全な野生の猫で野良猫は人間の生活圏に依存した生活スタイルの猫を呼ぶとの事。

つまり彼らは野人ではなく野良人だ。

鉄と銃と病原菌という分厚い面白い本がある。

俺はそんな小難しい本は読めない。金と時間の無駄だし眠くなる。なので

本を読んだ人が要約した感想ブログやお話をYouTubeで聴くのだ。無料で。

どういう本かというと、作者がどっかの原住民に言われるのだ。

「何故この世界はお前ら欧米人が作ったものばかりなのだ?」と

今までは当然

〈我々が優秀な人種だからだ〉で終りな問題だったのだが、作者はそこを深く考え、結論

 

欧米人の文明が強くなったのはたまたまヨーロッパにいたからだ!

って事らしい。

たまたま穀物が育つ絶妙な気候、文化が伝播しやすい横長な地形、忘れたが色々と他の大陸には無い要素が沢山あったのだ。

派生して考えるならば、じゃあ中国や日本が文明なり覇権を世界で先駆けられなかったのか?といろいろ理由があるのが面白い。

つまり今現在この状況。たまたまそこにいたからなのだ。

たまたまそこに住んでただけで、生まれただけで大金持ち。たまたまそこに生まれただけでホームレスな人、たまたまなのだ。

以前、島の親父と会話した際、甥っ子が優秀な話をしたら

「内地にいるからさ。環境がいいからさ」

と真理をズバリ言いやがったのだ。いや!あんた解ってたならもっと俺を…なんかこう…良い感じに出来んかったんかい!

と言いたいところだが、まあ良い。

今はどこにだって自分の意思で行けるのでなにかを変えたかったら色んなとこ行けば当たり引く確率があがる。


俺は何んちゅだろうか?島んちゅ?いや

ちきゅ~んちゅだと言いたいが微妙なところだ。